新規プロジェクトの制限が不動産価格を押し上げる

ベトナム建設省は新規不動産プロジェクトの許可を制限する方針ですが、この措置は不動産価格を高騰させてしまうとして批判の声があがっています。

以下、Thanh Niênの記事(4月25日)より抜粋。

ベトナム建設省が不動産新規プロジェクトを制限

建設省は各地方の不動産新規プロジェクトへの投資許可を厳格に管理するよう要請した。

建設省によると、不動産市場は2019年以降、中・高所得者向け物件、広面積物件、高価格住宅の供給過多が見られたという。

一方、需要の大多数を占める手頃な価格の住宅は不足している。

「現在、不動産商品の高価格の原因はおそらく土地使用料、土地補償、金利、機会費用などから来ているのでしょう。庶民が最良の価格で購入できるようにするためにも解決策を見つけることが必要です。不動産は常に収益性が高いという一般的な結論を持たない方が良いです。それより今実際に目の前にある問題を解決する必要があります」

と住宅建設業者社長のグエンディントゥルン氏が述べた。

現在、全国には4,438件の都市や住宅のプロジェクトがあり、総投資額約2,030億ドルのうち、不動産在庫額は約44億ドル。在庫は主に高級マンション、コンドテル(観光マンション)などが占める。

したがって、建設省は各地方の不動産プロジェクト(特にハイエンドリゾート、ヴィラや別荘)の投資を厳格に管理し、需給バランスや不動産市場の安定を保つため不動産商品の余剰を回避し、投資効率を高め、営利目的の行為を防止する必要があると考えている。

企業からは批判の声

ベトナム不動産写真はイメージ 画像出典:Thanh Nhiên

現在の不動産市場が「凍結」である状態で、建設省の行政命令で市場を動かすのは不合理であると、企業から批判の声が出た。

こういった措置は不動産価格を押し上げ、貧しい人が不動産に手を出すことが難しくなるからである。

「市場の本来の動きを無理矢理変えない方が良いでしょう。どの物件にも特性と需要があります。同省の制限により、市場は供給と需要のバランスが崩れるでしょう」とベトナム不動産グループ会社のディンユイチン氏は述べた。

更にホーチミン市では、許可凍結の状況が何年も続いた。
アパートが不足している上、アパートプロジェクトの数が少ないため、住宅価格は非常に高くなっている。

現在ホーチミン市では、4000万ドン/m2の価格のアパートはあまり見当たらない。許可書類が凍結されたまま、更に建設省が引き締めをすることは市場の動きに反しており、投資家は困難に陥る。

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