サイゴンのフォーはどこから来たのか、ハノイのフォーとの違いは

ホーチミンでフォーを食べるサイゴン人に質問をした。

「なぜ南部のフォーはハーブでいっぱいなのか? しかもなぜモヤシ付き?」
「サイゴン人がフォーにいろんなハーブ、もやし、スリラチャソース(赤)やホイシンソース(黒)をつけて食べ始めたのはいつ頃から?」

これらに納得のいく答えを出すのは難しい。

フォー

まず、ホーチミン3区のナムキーコイギア通りにある北部フォーの有名店、ヤウレストランに来てみた。この店は野菜やもやし無しのフォーで長年営業し続けている。

フォーを注文すると、店長はフォーの麺だけ入ったボウルとスライスした玉ねぎの小皿を提供する。客は玉ねぎを入れて一緒に食べるか、そのまま食べずに置いておく。 この食べ方に慣れてない人は、ハーブや甘いもやしをつけて食べたいだろう。

このフォーが実際に北部のオリジナルの味であるかどうかは後にして、様々な種類のハーブ、もやし、醤油などを出さない店長はなぜサイゴン人の好みに合わせないのかと疑問がわく。

フーティウ

次に、チョロン市場周辺に数多く並んでいる牛肉団子のフーティウ屋を見てみよう。ここは1975年頃から牛肉団子フーティウを売っていた。

この料理は中国由来だが、現在では2種類に分けられる。1つは牛肉団子だけ入れたフーティウ。もう1つは団子以外の牛肉や豚肉、豆腐などを入れ、もやし、バジル、コリアンダー、ラー油、スリラチャソース(赤)とホイシンソース(黒)をトッピングしたフーティウ。

1930年に出版されたティエンドゥック協会の辞書には、「フォー」という単語の説明として「牛肉入りの麺料理」と書かれている。

ベトナムのフォーは1900〜1907年頃にハノイ、ハイフォン、ナムディンで誕生し、南部まで普及しベトナムを代表する料理になった。特にサイゴンでは最も人気のある料理である。

したがって、麺や牛肉しかないオリジナルの北ベトナムのフォーと中国風のハーブいっぱいのフーティウの組み合わせが今のホーチミンのフォーを誕生させたと考えられる。

オリジナルのフォーの味をそのまま残したいため、サイゴンのフォーに反対する人は多いかもしれない。しかし、サイゴンのフォーは新鮮なハーブ、甘いもやし、美味しいソースを混ぜ合わせた味の深みがある料理ということは明らかである。

出典:Thanh Niên

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